簿記の思い出話とこれからの自分

おはようございます。(^.^)

昨日は、色々考えることがあって、これからは、趣味的なことをなるべくカットして自分がやりたいと思う勉強をして行こうかなぁ?と思い始めています。

 

昔、専業主婦だった頃、毎日、様々なお稽古ごとをしていて、中には、着付けとか棒針編み、かぎ針編みなど、師範まで取ったものもあったのですが、何となく、自分にしっくり来ないなぁというのを感じていました。

 

ちょうど、その頃、実家の顧問税理士の方が、日商簿記検定1級は非常に難しくて、税理士試験には合格できたけど、日商簿記1級だけはどうしても合格できなかったとおっしゃったので、「ふ~ん、そんなに難しいならちょっとチャレンジしてみようかなぁ?」程度の感覚でお稽古ごとの延長のような軽い気分で始めました。

 

3級は市販のテキスト兼問題集のようなものを1冊購入して1ヶ月で勉強しました。

2級は、ある専門学校へ行って「2級から受講したいんですが」と申し出ました。

3級の資格を持っていないということで、実力チェックをされましたが、幸い、満点だったので、2級から入れていただけました。

その学校は、2ヶ月で2級を学習するというカリキュラムでしたが、幸い、簿記は自分の性に合っていたようで、無事に2級も2ヶ月でクリアして、1級に進みました。

1級は4ヶ月で学習しましたが、流石に2級とは比べ物にならない難しさでした。

完璧に天狗の鼻が折れました。(笑)

 

でも、ご縁で別の先生に習うことになってからは、1級の学習が滅茶苦茶面白くなりました。

それまでのお稽古ごととは違う楽しさで、これだ~!みたいな…。

この時、講師次第だなぁということを痛感しました。

 

ただ、残念ながら、1回目は原価計算で失敗して69点で不合格でした。

本当は、答えは出ていたのですが、最終単価が割り切れなかったので、間違っているんだと思って、何度も計算し直してみましたが、どうしても割り切れないので、表組(用語等)だけ残して、数字は消してしまいました。

その年度の前まではすべて割り切れる問題しか出題されていなかったので、割り切れなかったら自分が間違っていると思えと言われていた時代です。(^-^;

 

当時、校内で行われた全国模試ではトップだったので、先生方も一緒に勉強していた皆さんにも、驚かれたり、慰められたりしましたが、不思議と残念にも思えず、これは、何か、自分の将来に必要になる資格に違いないと思えました。

当時は連結財務諸表が出題されるなどといううわさが飛び交って、友達と公認会計士の問題まで片っ端から漁って勉強しました。出ませんでしたが…。(^-^;

でも、自分では、分からないところはないと言い切れるほど、かなり勉強したつもりだったので、お陰様で2回目で無事に合格できました。

1回目の受験時は、前夜、緊張で一睡もできなかったので、受験が終わっての帰り道は駅までの道が満足に歩けなくて、友達に両肩を支えられながら帰るというほどの酷さでした。

2回目の受験時は、担当の先生からお守りをいただきました。

「〇〇会場で受験する皆さんの分です。〇〇さんが代表で持って行ってください。」と言われて、お預かりました。

教え方を含めて、いまだに、その先生に感謝しています。

応用問題ばかりやったら実力が付くか?そうじゃないんですよね。

基本問題ばかり徹底的にご指導いただいた先生の講習の仕方は素晴らしかったです。

なんていうか、難しい問題で自信を無くさせて、もっともっといろんな問題をやってみないと無理なんだよみたいな脅すようなやり方ではなく、基本問題で自信を持たせて、楽しさを分からせて、力を付けていくという、これは、今の自分の仕事にも非常に生きています。

私は30代で勉強しましたので、私よりかなりお若い先生でしたが、良い先生に恵まれるということは、本当にありがたいことだと思っています。

 

1級の担当の先生に、引き続き、税理士試験の勉強をするようにと勧められましたが、税理士になろうとか、そういう気は全くなかったので、お断りしました。

でも、お世話になった先生に、せっかく実力のある内に、せめて、簿記論と財務諸表論だけ受けたらどうですか?と、何度も熱心に勧めていただき、約1年勉強して、簿記論と財務諸表論を受けてみました。

確かに、税理士さんがおっしゃったように、自分には日商簿記1級より税理士試験の会計科目(簿財)のほうがはるかに簡単に思えました。

お陰様で、自己採点では、簿記論が96点、財務諸表論は記述の採点が分からないので不明ですが、計算問題は満点、記述も納得のいく解答が書けたので、満点近い点数だったろうと勝手に想像しています。(笑)

初年度で無事にダブル合格できたので、それでどうだったってことは何もないのですが、お勧めくださった先生にも感謝しています。

 

理系人間なので、計算問題は面白いと思えましたが、記述問題は嫌いでした。(^-^;

でも、先生に、試験委員が書かれた書籍を10回読めと言われて、その通りにしたら、自ずと受験前から答えが見えてきたような気がしていたのですが、ドンピシャでその問題が出て、自信をもって書くことができました。

簿記論も、答えは出ていたのですが、どうしても原価率に納得が行かなくて、その欄だけ空欄で出しました。

実家が事業をやっていて、決算時だけ、多少、経理を手伝っていたのですが、原価率が80%程度だったので、その反対の原価率になったのが、どうしても納得が行かなかったのです。(^-^;

後で模範解答を見てみたら、自分の出した答えで合っていたんだと分かり、少々残念でした。(笑)

 

日商簿記検定1級の1回目といい、原価計算の答えを消さずに残していたら、原価計算は満点だったのに、妙に自分で納得できないことは妥協できないタイプで…。

これは、自分の長所でもあり、短所でもあります。まあ、短所のほうが大きいのかな?(^-^;


結局のところ、完璧には理解できていなかったのだと思います。

こんな変な数字でも、これしかないんだ!と思いきれるだけの自信ができていませんでした。

自分は頭が良くないので、他の人の2倍も3倍も、努力したつもりでしたが、それでも足りませんでした。

 

 

思い出話は、これくらいにして、農業簿記は日商の頃から比べたら100分の1も勉強していません。

でも、この勉強を通じて、また、日商簿記検定1級の学習をしていた頃の気持ちが蘇ってきました。

習い事?は、ある程度整理して、1日30分でも良いから、何か勉強を続けようと思っています。

とりあえずは、来年から実施されるという農業簿記1級の学習をしようかな?と…。

その後も考えていますが、まだ、大分先の話で…。

まずは、農業簿記3級と2級をクリアしなくっちゃです。(^-^;

 

 

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