標準原価計算の解説(その2)

おはようございます。(^^♪

昨日の続き、標準原価計算の解説(その2)です。

昨日の用語の部分を分かっている数値に置き換えてみました。

 

これが、143回の図になりますね。

 

与えられているデータをすべて図に書き込んで行った状態です。

厳密にいうと、材料費の実際単価や労務費の実際賃率も割り算で求められますが、たまに、割り切れない単価の問題が出題されるので、敢えて、割らずに提供されている数値だけ拾ってみました。

 

ちなみに、143回の問題は、要求している解答が、以下の中の一部ですが、標準原価計算は、いつでも、以下の金額が求められるようにします。

 

ここまでの図が描けるようになったら、後は計算をするだけですね。

【材料費】

価格差異:実際単価が不明だとして後回し

数量差異:800×(14,800-14,860)=△48,000

800×14,800で標準原価(内側の箱)が11,840,000と分かるので、そこから賃率差異を求めます。

11,840,000+48,000-12,185,200=△297,200

 

仮に、実際単価を求めてから計算するなら、

12,185,200÷14,860=820なので、(800-820)×14,860=△297,200です。

 

【労務費】

賃率差異:実際賃率が不明だとして後回し

時間差異:2,200×(1,850-1,880)=△66,000

2,200×1,850で標準原価(内側の箱)が4,070,000と分かるので、そこから価格差異を求めます。

4,070,000+66,000-4,211,200=△75,200

 

仮に、実際単価を求めてから計算するなら、

4,211,200÷1,880=2,240なので、(2,200-2,240)×1,880=△75,200です。

 

【製造間接費】

予算差異:(1,400×1,880+3,200,000)-5,874,000=△42,000

変動費能率差異:1,400×(1,850-1,880)=△42,000

固定費能率差異:1,600×(1,850-1,880)=△48,000

操業度差異:1,600×(1,880-2,000)=△192,000

 

如何でしたか?

全て、内側(下側)から外側(上側)を引いて求めていますよね?

 

この問題は、月初や月末の仕掛品がなく、一番簡単な問題ですが、実際には月初や月末の仕掛品があるので、与えられるデータから材料費と加工費(労務費・製造間接費)の投入量を求めて計算に入ってくださいね。

 

ついでだから、143回の問題の問を順に確認しておきましょう。

問1:完成品標準原価 

標準原価データの合計5,800×3,700個=21,460,000

 

問2:原価差異の総額

上で求めたすべての差異を合計します。

△48,000+△297,200+△66,000+△75,200+△42,000+△42,000+△48,000+△192,000=△810,400→810,400(借方差異)

借方差異というのは、仕訳をする際に、例として、次のような仕訳になるということです。

標準原価より実際原価のほうが高かったので、企業にとっては不利ということで、不利差異とも言われますね。

価格差異 48,000 / 仕掛品 48,000

 

問3:直接材料費差異

上の価格差異と数量差異を足しても良いし、標準原価から実際原価を引いても良いです。

△48,000+△297,200=△345,200→345,200(借方差異)

 

問4:価格差異

△297,200297,200(借方差異)

 

問5:作業時間差異

△66,00066,000(借方差異)

 

問6:予算差異

△42,00042,000(借方差異)

 

如何でしょうか?

この問題は、本当に標準原価計算の基本中の基本の問題だと思います。

次回の本試験が、こんな問題だとラッキーですね。(笑)

 

 

 

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