標準原価計算の解説(その3)

こんにちは。(^▽^)/

になってしまいました。(;^_^A

書いておいたのに、公開を忘れていました。

 

第143回の標準原価計算は余裕よぉ!という方は、この網羅型の第4回の問題にチャレンジされても良いかと思います。

 

143回も、まだ、スラスラとは解けないという方は、この問題は無視されたほうが良いです。

 

 

上の図は、問題から分かっている数字だけをすべて入れ込んだ状態です。

 

パーシャルプランということから、仕掛品勘定の借方金額は実際額が入っていることが分かりますので、材料、賃金、間接費の図の実際額の欄にメモをしました。

価格差異と変動費能率差異は、仕掛品勘定から分かるのでメモします。

 

上の図以外は不明です。

 

 

 

材料の実際数量は4,444,000÷220=20,200と求まります。

材料の標準数量は1個当たり10kgで2,000投入しているので20,000ですね。

 

賃金の実際時間は9,999,000÷990=10,100時間と求まります。

賃金の標準時間は5時間×換算投入量2,000=10,000と求まります。

 

これで、材料と賃金の差異分析はできますね。

 

次に間接費ですが、間接費の時間は賃金と同じだということが分かるので、標準時間も実際時間も分かります。

ということで、固定費能率差異と操業度差異は求められます。

 

最後に、変動比率が分かりません。

 

が、ここで、製品の金額21,450,000に着目します。

完成数量は1,950なので、これで1個当たり11,000と求められます。

11,000が、1個当たりの標準原価データになるということですね。

 

そうなると、

上から材料は2,000、賃金は5,000と分かるので、間接費は4,000と分かります。

1個当たり5時間なので、1時間は800円ですね。

固定比率は600と分かっているので、変動費率は200と分かります。

 

これで、製造間接費の差異分析も行えますね。

 

前月や次月は、当然ですが、標準原価で計算されていますので、それらを埋め込んで行けば、全ての欄が求められますね。

後は貸借一致すれば計算ミスもないということで…。

 

「あ~!スッキリした~」って感じでしょう?(笑)

 

 

余裕があって、パズルでも楽しむ気分でやってみようという方は、挑戦してみてください。

時間がない人は、この問題はパスしましょう。(;^_^

 

 

それよりしつこいですが、仕訳です。

 

例えば、第3問とかも一生懸命練習の時から当期純利益とかを合わそうとされる方がありますが、正直、無駄な時間です。

合わなかったら、答えを見て、どこを間違えたか確認すれば良いです。

 

それより、解説を見て、1つ1つ仕訳をチェックします。

自分の仕訳がすべて正しかったか?

正しくなかった場合は、自分の弱点じゃないか?

弱点なら、それこそ、ノートに書き出しておくとか、クイズレット作るとかして、弱点補強をする時間に費やしましょう。

 

じゃあ、もう残り2週間程になりましたので、もう一頑張りしましょうね。

 

ちなみに、直前1週間は質問をお受けできませんので、ご質問がある方は、今のうちにお願いしますね。

 

 

 

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