2日前の仕訳
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
クレジット売掛金 支払手数料 |
210,000 10,000 |
売 上 仮受消費税 |
200,000 20,000 |
手数料には消費税は課税されないとあるので、「仮払消費税」は生じない。
信販会社への手数料は販売代金の5%なので、200,000×5%=10,000
過去問の消費税は8%の時代だったため、現在に合わせて10%にしました。
返品時の仕訳
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
売 上 仮受消費税 |
200,000 20,000 |
クレジット売掛金 支払手数料 |
210,000 10,000 |
丸々返品されたのだから、2日前の仕訳を取り消す処理をすれば良い。
仕訳は、全文を読んでから解こうとしないで、読んだだけずつ処理をして行くと、頭が混乱しない。(;^_^A
消費税など後から分かった条件は、後から肉付けすれば良いので…。
「商品○○円をクレジット払いの条件で販売し」まで読んだら、ここまでの仕訳をして、・・・という要領です。
先ずは、2日前の仕訳をメモ用紙にメモすれば良い。
「支払手数料」には消費税が掛からないという条件も見落とさないのが重要。
そのため、「仮払消費税」を計上してはいけない。
レベルアップ問題
レベルアップ問題を2問作ってみたので、よかったら、考えてみてください。
(1)上記と同じ条件で、仮に50,000円分だけ返品されたとしたら?
(2)2日前が前期の売上で、50,000円(原価35,000円)分だけ返品を受け、返品調整引当金が30,000円設定してあったとしたら?
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(1)
同じように、2日前の仕訳をメモすると、その1/4だけ取り消せばよいことになるので、簡単に解けるかと思います。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
売 上 仮受消費税 |
50,000 5,000 |
クレジット売掛金 支払手数料 |
52,500 2,500 |
(2)
返品調整引当金は、どういう性質のものだったか、思い出してください。
利益部分に対して設定するものでしたね?
この場合は、売上を取り消すのではなく、引当金を取り崩して、原価で仕入を戻します。(引当金を30,000にしないように!)
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
返品調整引当金 仕 入 仮払消費税 |
15,000 35,000 3,500 |
クレジット売掛金 支払手数料
|
52,500 2,500
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