網羅型第4回第1問(補足その2)

1番(利益処分-株主配当)

こんばんは。(^^♪

昨日の「株主資本等変動計算書」は作ってみられましたか?

純資産に関する科目を仕訳どおり、入力すれば良いですね。

 

その他資本剰余金 396,000  未払配当金 540,000

繰越利益剰余金  198,000  資本準備金  36,000

               利益準備金  18,000

なので、

「その他資本剰余金」と「繰越利益剰余金」が減って(純資産の減少)、

「資本準備金」と「利益準備金」が増えます。(純資産の増加)

 

株主資本等変動計算書の作成に苦手意識をお持ちの方もあるかと思いますが、こうやって、純資産の部の科目について、仕訳どおり記載すると思えば簡単です。

 

簿記は仕訳に始まり、仕訳に終わる」と言われる所以ですね。(^^♪

 

4番(税効果会計)

税効果会計も、苦手意識をお持ちの方が多いかと思いますが、こちらも、頭を整理しておけば、意外と簡単です。

 

2級で出題される税効果会計は、まず、この2つをまとめて覚えましょう。

貸倒引当金繰入」と「減価償却費」について、ザクっというと、計上が多過ぎるので、税法に合わせなさいよ。みたいな指示ですよね。

 

仕訳は、次のようになります。

繰延税金資産 / 法人税等調整額

 

翌期になったら、認められたという問題が殆どなので貸借逆仕訳ですね。

 

 

もう1つは、この第4回の問題のように、「その他有価証券」の評価替えです。

全部純資産直入法によると書かれていますよね?

まず、時価が上がったか下がったかで、先にそちらの科目を書いてしまいます。

 

時価が下がったのなら、「その他有価証券」を貸方に書くのはお分かりですよね?

その相手科目は、「繰延税金資産」と「その他有価証券評価差額金」です。

 

繰延税金資産        その他有価証券

その他有価証券評価差額金

 

時価が上がったのなら、「その他有価証券」を借方に書くのはお分かりですよね?

その相手科目は、「繰延税金負債」と「その他有価証券評価差額金」です。

 

その他有価証券   繰延税金負債

          その他有価証券評価差額金

 

「繰延税金資産」か「繰延税金負債」かを迷ったら、借方なら資産、貸方なら負債と覚えておけば大丈夫ですね。

 

こちらも、翌期になれば、再振替を行いますね。

本問は、翌期の再振替仕訳ですが、上の仕訳をメモすれば、貸借逆にするだけなので、これからは、できそうじゃないでしょうか?

 

 

このように、整理してしまえば、難しそう!と感じていた税効果会計もスッキリするのではないでしょうか?

たった、3つだけ(大きく分ければ2つだけ)です。

 

ではでは、今日は、ここまでにしますので、引き続き頑張ってください。

 

 

 

 

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