日商簿記2級-工簿(総合原価計算3)

ちょっと、インスタで気分転換していました。(;^_^A

 

どうしても、工業簿記のほうが好きなので、工業簿記が進みすぎがちになるので、ペースダウンの目的です。

というのは、嘘です。(;^_^A

どうも、昔からSNS系が好きで、困ったものです。(笑)

 

総合原価計算(3)は、仕損が発生する問題です。

ちなみに、このテキストは「しそん」とか「しそんひん」とフリガナが振ってありますが、一般的には「しそんじ」とか「しそんじひん」と言われていると思います。

 

ググってみたら、どちらでも良いようですが、「しそん」で変換すると、変換候補に表示されませんが、「しそんじ」で変換すると「仕損」と表示されます。

私は言いなれた「しそんじ」と読んで行きます。

 

仕損にしろ、この後、学習する減損にしろ、どの地点で発生しているかを認識するのが重要ですね。

基本例題29と基本例題30は、共に同じ数値を使っての問題になっていますが、29が平均法で、30が先入先出法になっています。

いずれも、問1が仕損が終点で発生した場合で、問2が2/3の地点で発生した場合になっています。

 

問1の終点で発生した場合は、完成品と同じ1(100%)の地点で発生したということで、文句なしに完成品だけに負担させれば良いので月末仕掛品の計算時に気にすることはないのですが、2/3で発生するということは、月末仕掛品(4/5)より早い段階で発生するということになり、両者負担になります。

先ず、これを見分けるのが重要です。

 

次は、多分、どなたもボックスを書いて解かれると思いますが、次のようなボックスを描きますね。

下は、分かりやすいようにエクセルで描きましたが、問題を解くときは、もちろん、メモ用紙に手書きで雑に描きます。(;^_^A

 

通常は、このボックス内に金額もメモして行きますが、基本例題ということで、親切に表内に数字が入っているので、ここでは書き込みません。

 

平均法

(問1)

平均法なので、

材料費は、月初と当月投入の合計金額を、その合計数量で割り、平均単価を求めたら、後は、月末の数値に掛けるだけでOKですね。

月初と当月投入を足した金額は、既に表内に書かれているので、そのまま利用できます。

4,050,000÷(600+1,020)×300=で月末仕掛品が求まるので、表内にそのまま書き込めば良いですね。

電卓の叩き方は、次のような感じで良いですね。

メモリーキーの使い方を忘れてしまった方は、以前のブログでご確認くださいね。(^_-)-☆

600+1,020=「M+」

4,050,000÷「MR」×300=750,000

この後は、「-」4,050,000=で-3,300,000と求まったら「-」は無視して、続いて「÷」1,200=で単位原価の2,750まで求めちゃった方が良いですね。

 

加工費は、ボックスのように、月初や月末の進捗率を掛けた数字を記載して、当月投入は、差額で換算投入量を求めますね。

後から求めるので、ボックスを描くときに、(  )を付けてあります。

計算は材料費と同じですね。

120+1,440=「MC」「M+」←材料費のメモリーをクリアするために、「MC」をお忘れなく!

4,680,000÷「MR」×240=720,000

後は、上と同じ感じです。

 

(問2)

こちらは、月末より早い段階で仕損が発生しているということなので、注意が必要です。

仕損を完成品と月末の両方に負担させることになります。

両方に同じ比率で負担させるということは、仕損の数字がないものとみなして、計算すれば良いことになるので、次のような計算になります。

 

その理屈が分からないという方は、簡単な数字で図を描いて、納得しておいてください。

専門学校でも、店舗と住居の併用住宅の家賃120,000円を1対2の比率で按分してくださいというと1/2とか答える学生がいましたので、そういう面が苦手な人もありますのでね。

そういう時は、ホワイトボードに1つのマスと2つのマスを描いてあげると、ああ、3で割らなきゃいけないんだ~って納得していましたので、困ったら、とにかく図示する習慣にすると良いと思います。

簿記の面白いところは、必ず理に叶っているので、納得が行く結果が得られることです。

 

材料費の例だけ示します。

1,200+300=「MC」「M+」

あるいは、600+1,020-120でも同じですが、上の計算のほうが、無駄が少ないですね。

要は、完成数量と月末仕掛品数量を足していることになります。

4,050,000÷「MR」×300=で810,000と求めます。

後は、同じですね。

 

加工費も同様の感じで計算しますので、説明は省略します。

 

 

先入先出法

例題30は、先入先出法なので、月初の仕掛品は、全て完成したものとみなすことになり、月末仕掛品は、当月投入分からだけで計算することになります。

ということで、

(問1)の材料費なら、

2,448,000÷1,020×300=720,000と求まりますね。

後は、同じ要領で求めてください。

 

(問2)の材料費は、仕損の数字を無視します。

そうすると、当月投入分は、完成に流れる600(1,200-月初600)分と月末の300で900分になります。

2,448,000÷900×300=で816,000と求まりますね。

後は、同じ要領で求めてください。

 

ちなみに、どうでも良いことですが、この上の計算をするときに、そのまま、電卓を叩く人がいますが、2,448,000÷3で求めましょう。

電卓を使いだすと、やたら、暗算でもできるものを電卓で叩く人がいますので、このあたりも、最初に無駄を省く習慣にしておかれると良いと思います。

 

オット、インスタで遊んでいた分が遅くなったので、ここまでにして、お風呂へ行って来ま~す。

 

総合原価計算(3)の解答用紙をアップしておきますので、よかったらご利用ください。

ちなみに、私は解答用紙を作成しただけで、まだ、例題31はやっていませんので、間違いがあるかも知れません。急がれない方は、明日までダウンロードをお待ちくださいね。

31は、明日できると思います。

 

ダウンロード
14総合原価計算(3).pdf
PDFファイル 70.8 KB

 

 

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