エクセルの質問と簿記の質問&マイナポイント

こんばんは。(^^♪

今日は、父の日ということで、長女や長男がプレゼントを持って来てくれました。

長女と長女んちの孫ちゃんは、私に質問があるということで、二人で訪問。

 

長女は、仕事で使っているエクセルの質問をして行きました。

単価に小数がある場合、単価×数量で求めた金額をカンマ表示にすると、自動的に小数第1位で四捨五入された値が表示されるんですよね。

仮に、金額欄が1000.41、10000.42、10000.43、10000.44、10000.45となっていると、各金額欄は、全て10,000と表示されますが、合計欄は50,002と表示されてしまう訳です。

 

 

これは、よくあるお話なのです。

そこで、たまに、この誤差の2円分を合計欄で修正しておいてと言われるそうですが、数円の金額にはこだわられないというか、値引きになっても困らない会社だそうなので、INT関数を使って処理することを説明しておきました。

 

ROUNDDOWN関数でも問題はないのですが、ROUNDDOWN関数だと、

ROUNDDOWN(単価*数量,0)のように、どの位まで表示するかを指定しないといけないし(引数が2つになるということ)、手入力する場合も文字数が長いので、整数にしたい場合は、個人的にはINT関数がお奨めです。

INTは、Integer(インテジャー)の略で、正に整数です。

関数名はイント関数と読みます。

=INT(単価*数量)で終わりです。

 

更に、明細行で空白の行まで数式をコピーすると、金額欄に「0」が表示されるのも気になるということで、これは、ある意味、初歩中の初歩ですが、エクセルを勉強していなかった長女は知らなかったようです。

 

IF関数を組み合わせれば良いですよね?

=IF(単価="","",単価*数量)

「”(ダブルクォーテーション)」と「”」の間には、文字が入りますが、何も入っていないということは、空白を示します。

そのため、この数式の意味は、次のようになります。

もし、単価の欄が空白だったら、金額欄も空白にし、そうでなかったら(単価の欄に入力されていたら)、単価×数量の値を表示してね。

 

IF関数は、エクセルを使う上で必須になって来ますので、是非、押さえておかれると良いですね。

VLOOKUP関数も、是非、押さえておいて欲しい関数ですが、まだ、そういった質問はされなかったので、また、質問されたときに教えてやろうと思っています。

 

一般的な企業では、ワードが使える人より、エクセルが使える人の方がはるかに重宝されます。

趣味でパソコンを学ばれる方は、ワードからの学習がお奨めですが、業務で活かすためにパソコンを学ばれる方は、先日も書いたように、先ずは、「タッチタイピング」、その後はワードは基礎程度、エクセルを上級まで進まれるのがお奨めです。

弊社テキストで言うなら、エクセルは実務お役立ち編までの学習がお奨めです。

実務お役立ち編では、IF関数もVLOOKUP関数も、ピボットテーブルなども学習できます。

単価とかも、ある程度決まっているなら、是非、VLOOKUP関数 も使って欲しいものです。

 

孫ちゃんは、何の質問だったかというと、全商簿記1級の原価計算でした。

2年生になったばかりなのに、もう1級受験とは、ビックリです。

これ以降は、6月に全商1級を受験予定の方がおられたら、参考にしてください。

 

全商と日商が微妙に使用勘定科目が異なるので困りものです。

例えば、日商の場合は、直接材料費や直接労務費や直接経費は「仕掛品」勘定で処理しますが、全商は「製造」勘定なんですよね。(;^_^A

 

それと、社会保険料の会社負担分は、日商では「法定福利費」で処理しますが、全商は「健康保険料」で処理するようです。(;^_^A

個人負担分については、日商なら「社会保険料預り金」あるいは「預り金」ですが、全商では「健康保険料預り金」という科目で処理するようです。

 

「健康保険料」と「健康保険料預り金」の2つを使うので、混乱しそうですが、個人負担分は預かるだけだから預り金という負債で、会社負担分は会社の経費になるということを説明したら、使い分けも納得できたようです。

 

製造間接費の配賦も、とりあえず、先生の板書を写しただけで意味が分からんと言っていたので、直接材料費とかは#1のため、#2のため、#3のためって把握できるけど、製造間接費はどれのために使ったか分からないから、それぞれに配分してやらなきゃいけないんだよね。

その配分方法が作業時間法、機械運転時間法、直接材料費法・・・などがあるわけで、製造間接費の総額を作業時間法なら#1~#3までの合計の作業時間で割って求めたものが「配賦率」

配賦額は、配賦率に#1の作業時間を掛ければ良いよ。

更に、#1の製造原価は、直接材料費~直接経費までの合計と、今求めた製造間接費の配賦額を合計したものになるよ。

直接材料費~直接経費までは毎回使うから金額をどこかにメモしておくと良いよ。

と、説明したら調子よく直接労務費法まで計算を終え、次は、どうせ、直接経費の割合で按分するだろうなぁと思ったら、案の定…。(笑)

直接経費法というのは、普通、使われず、最後は、直接原価法なのだ!

直接経費って、外注加工賃と特許権使用料程度しかないから…。

全商は、特許権使用料は出ないようですね。

 

ということで、直接材料費から直接経費までの#1~#3の9個の金額を合計して、それから、配賦率を求め、#1の直接原価に掛ければ良いことになる。

配賦率が0.24と求まり、「なんか良い感じ~」と言っていたが、解答を見たら、作業時間法から直接原価法まで15箇所全部〇でした。パチパチ!

 

他には、製造間接費配賦差異が出たときに、売上原価に加算するか減算するかも理屈で覚えることが大事!

予定は282,000円だったけど、実際は278,000円だった。

企業にとっては、損?得?

すかさず「得!」と答えたので、

だよね~!

となると、要は、予定より安い金額で仕上がったので、売上原価は4,000円分引いておけば良いということに…。

ということで、これも理解してもらえた。

 

他には、労務費や経費関連の消費額を求める方法が、先生は、恐らく、どんな子でも理解できるようにと思って、マ(前払?)・ト(当月?)・マ(前払?)???とか何とか、パターンで暗記するような教え方をされたようだけど、それだと、応用が利かないからと、次の方法で教えましたよ。

例えば、賃金の未払いはどういう仕訳?

賃金/未払賃金

前月の分だと再振替するから仕訳は?

未払賃金/賃金

だよね~?

じゃあ、それを賃金勘定のT勘定に書いてみて!

当月の支払いは、どっちに来る?

借方

だよね~!

じゃあ、当月の未払も仕訳をイメージして、金額を入れてみて!

そうすると、消費額が求められるでしょう?

消費額は計算で求めたということで、金額を書くときに括弧を付けておくと、後で、金額を拾うときにミスをしなくて良いよ。

と教えたら、早速、T勘定を書いて、カッコも書いて求めるようになった。

 

前払も同様に仕訳をイメージしてT勘定に書く。

経費の場合、必ずしも前月が前払だったら、当月も前払とは限らなくて未払ということもある。

その場合も、仕訳をイメージしてT勘定さえ書けば、正しい消費額が求められる。

 

製品原価を求める場合は、仕掛品(製造)勘定のT勘定を書く。

売上原価を求める場合は、製品勘定のT勘定を書く。

工業簿記は、勘定の流れを理解するのが非常に重要なので、とにかく、T勘定を書いて解く習慣にする。

 

他にも、仕訳で1問、確かに引っ掛かりそうなのを聞かれたが、問題の内容をしっかり記憶していない。(;^_^A

 

かなりの問題数を質問されて、質問する側もされる側も疲れてしまいましたが、質問された内容は、全て理解して帰った様子で、安心しました。

手前味噌ですが、なかなか頭の回転の速い子で呑み込みが早いので、本来の1/2か1/3の時間でできた感じです。

 

ただ、試験は1月だと思っていたのに、ネット検索をしたら、なんと来週も試験があるじゃないですかぁ?(;^_^A

帰ってから、「来週受けるんかいな~?」と驚き!

ギリギリまで質問に来ん子やなぁ!(;^_^A

せっかく、こんな良い先生がそばにいるという恵まれた環境なのに~。(笑)

 

来週が試験と分かっていれば、予想問題とか作って、とりあえず、それだけ徹底して教え込んだのに…。(笑)

まあ、3年生の1月に受けるのが普通じゃないかと思うので、まだ2年近くあるし、焦ることはないかぁと。(笑)

 

 

長女及び長男の両方に教えたのが「マイナポイント」

20,000円のチャージで、それぞれ、5,000円分もらえるんだから~と言ったら、その気になりました。(笑)

 

マイナンバーカードは、長女一家は、以前話した段階で既に取得済みでしたが、長男一家は、私の作ったプリントを見てスマホから申請をし、もう、受け取れるハガキが来たようです。(*^^*)

それより早く申請した主人は、市役所での申請だったので、まだ、受け取れない。

ほ~んと、国(受託会社)のミス(全欄*だった)で、オンライン申請ができず、いい迷惑です。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

今日は、「マイナポイント」アプリと「JPKI Mobile」アプリのインストールと使い方まで説明しておきました。

 

国の予算が200億だったかなので、早い勝ちになっちゃうかも知れないよと、少々焦らせておきました。(笑)

実際は、2,000億円の予算らしいので、全員5,000円と単純計算しても、約4,000万人?

さすがに、そんなにキャッシュレスとマイナンバーカードを備えた人がいそうにないような気もする。(;^_^A

  

しかし、こういう制度って、必ずしも誰でもできる訳じゃないし、ある意味、知ってるもん勝ち、できるもん勝ち的な部分が多くて問題ですよねぇ。

 

 

勝ちと言えば…。(*^^*)

今日は、ドラゴンズの梅津投手が踏ん張ってくれて、0点に抑えてくれ、そのまま、完封リレーへ!!\(^o^)/

お母さんのご病気で、お父さんは大変な思いをされているようですが、父の日にテレビ観戦できる状態で雄姿を見せられて、何よりの親孝行になったと思います。

 

次は、拓ちゃん(山本拓実投手=孫のようで可愛い)に頑張って欲しいなぁ。

と思う、チーおばあちゃんでした。

 

 

 

 

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